ゆるやかダイエットのすすめ

10代の頃は、あんなにたくさん食べていたのに太らなかった。しかし、20代になってから、10代の頃と同じ勢いで食べ続けてしまったために太ってしまった。そんな方も多いであろう。かく言う僕もその一人であった。太ってしまう理由は年齢とともに基礎代謝が低下してしまうからである。
10代の頃はご飯どんぶり3杯当たり前、間食にケーキ、ポテトチップ一袋なんてざらに食べていた。けど、太らなかった。しかし、高校を卒業した後、すなわち浪人時代、一気に激太りしてしまった。何と体重80kg!高校時代の体重が67kgだったのにこの増え方は何なんだ?正直びっくりした。大学受験を控えていたため、体重を気にしているひまは無く、結局大学入学時には体重が85kgになっていた。
大学に受かった頃、冷静に自分が太ってしまった理由を考えてみると、
①運動量の大幅な減少
②止められなかった間食
が挙げられた。
①について、僕は高校時代片道11kmの道のりを自転車で通っていた。時間にして片道40分。これはものすごい運動量だ。毎日過酷な有酸素運動をしていたようなものだからね。そして、浪人時代、電車で予備校まで通学するようになってから、この運動量が無くなってしまった。このことによって、過剰なカロリーを消費する手段が無くなってしまったのである。
②について、浪人時代は不規則な生活のため、間食、夜食は当たり前であった。間食でポテトチップス、夜食でカップラーメンなんていうローテーションで食いまくっていた。このことにより、過剰なカロリーを摂取してしまっていたのである。
②によって、過剰なカロリー(基礎代謝以上)を摂取していたのに、その過剰分を運動によって減らさなかった。このことにより過剰なカロリーは皮下脂肪として僕にまとわりついてきたのだ。
そんな僕がまず始めたのは、「基礎代謝分+αのエネルギーしかとらない」ということである(「+α」は日常で普通に消費するエネルギー分)。要するに基礎代謝が1500kcalだったら、それ以上にならないように食事をコントロールすることである。基礎代謝に関する詳しい話は基礎代謝(その1)に書いておいた。たまには基礎代謝を超えてしまうことがあるであろう。そういうときは「運動量」を意識して増やし、過剰なカロリー分を減らすように心掛けた。
その結果、約3年後には70kgまで体重は落ちていた。3年間で15kgの減である。急激なダイエットはリバウンドの心配が付きまとうけれど、長期的に痩せることを考えると、ほとんどリバウンドの心配はない。僕のその後の体重推移を見てみると現在も66kgをキープしていることから、リバウンドが起こる可能性は低いことを実証している。
そんな習慣がつけば、必ず2〜3年後には痩せられるはず。1〜2年後の夏に輝きたい人はお試しあれ。