『動けば雷電の如く 発すれば風雨の如し』

またまた、高杉晋作に関連したことを書く。
『動けば雷電の如く 発すれば風雨の如し』
伊藤博文高杉晋作を形容した言葉である。こんなふうに形容された晋作はとんでもない人物であったのだろう。
晋作の打つ革命的な一手は必ず歴史に波風を起こす。奇兵隊にしてもそうだ。江戸時代には士農工商という身分制度があり、身分を越えたことをしてはならなかった。けど、晋作は奇兵隊でその身分制度を壊した。すなわち、農工商の人間でも志さえあれば、武器を持ち戦っても良いとした。武士しか戦ってはならぬという概念をも壊したのである。
この事実だけでも、晋作が常識にとらわれない人間であったことを思い起こさせる。極めて常識的な僕からすると、かなりの憧れの存在なんだよね、高杉晋作は。