恋におちたら(第三回)〜島男と香織、島男と高柳、島男と神谷、それぞれの人間模様〜

今回の話のポイントは以下にあった。

①高柳(堤真一)のやり方・島男(草磲剛)のやり方
②徐々に島男に魅かれる香織(松下奈緒)
③島男をさりげなくサポートする龍太(山本耕史)、桐野七海(和久井映見)

①について、高柳は老舗のホテルを買収するに当たり、株式買収という金で解決する道を選んだ。対する島男は金に頼らない誠意で解決する道を選んだ。それは清川堂の和菓子がなぜ美味しいのか、自ら和菓子作りに挑戦することで清川堂の味の秘密を探り当て、店主を驚嘆させた。そして、店主の子供に対しての自然な振る舞い。裏のない心を持っていたからこそ、子供の心を惹きつけたのだ。

②について、島男は香織に対し、
「あなたとは住んでいる世界が違う」
といって香織を避けていたし、香織もその言葉を聞いて憤っていた。しかし、清川堂の息子の母の形見であるリコーダーを一緒になって探したあたりからまた2人は急接近。2人とも綺麗なスーツを汚してまで、リコーダー探しを手伝った。その作業が急接近の理由であろう。

③について、島男にはサポートしてくれる人間がいる。龍太の台詞、
「気持ちの入ったカマと気持ちの入っていないカマは全然違う」
という台詞から、島男は清川が何か和菓子作りに対するこだわりを持っているのではないかと推測した。また、たくさんの和菓子を試食している横で、桐野七海部長がさりげなくアドバイスしてたしね(高柳との賭けに勝つためかな)。

今日は番組冒頭で、島男が失恋から甘いものが嫌いだという前振りから始まった。そして最後の場面、香織に食事に誘われる場面で「甘いもの以外のものを」という島男。結局和菓子を理解したと思ったら、まだ失恋に対する未練を持ってるんだな(笑)。

また、今日は神谷陸(谷原章介)がいい感じで描かれていた。島男に対する嫉妬から無理難題を与えてみたり、島男が進める和菓子を不本意ながら口にするも、「おいしい」と素直に和菓子の美味を認めている。これから先、島男と神谷のやり取りも期待大!
過去の日記:恋におちたら(第2回)